周りに合わせすぎるというのは、必要以上に負荷がかかります。
今回は、主体性を持つことの重要性などについてまとめてみました。
抑圧された負のエネルギーは自分の内側へ向かう
自分の意見を言えずに、自分のなかで押し殺していることを続けていくと、いつの日か心に歪みが生じてきます。
その理由として、「我慢」には3倍のエネルギー消費がかかるというデータがあるほど心に負担をかけているからです。
ただ、現代社会に限らず生命が誕生してから人間はガマンの連続でした。
このガマンする力が弱くなってきている原因としては、やはり
- 他人と比べやすい環境
- 社会の発達による運動不足
- 唯物論
などが当たりますが、今回は横に置いておきます。
我慢ばかりして起こる悪影響の過程ですが、
我慢ばかりしていると次第に自分の中での
「なんで自分だけ我慢してるんだ・・・」
「被害者意識」が大きくなっていきます。
我慢は自己否定の一種でもあるので、
無意識のうちに「私の感覚、私の意見は、重要ではない」という認識に変わり、
「自信」も失っていきます。
そして自信を失うと、自己のイメージが縮小します。
そのことによって、相対的に「世の中は危険」というイメージが拡大していき警戒心が強くなっていきます。
警戒しなければならないとイライラや不安、ビクビクすることが増えていく仕組みです。
思えば、中学生ぐらいから我慢ばかりの人生だった私はいつもビクビクしていました。
ビクビクしずぎて、いじめのようなことにも遭うし、
パワハラみたいなことにも遭うし、女の子からは引かれるし
ロクなことありませんでした。
そして、無意識下では、常に警戒の感情が発生しています。
そして、トラブルがあった人に対して、「恨み」の記憶が育ってしまうのです。
私はいまだに恨みが消化できなく中学時代の夢でうなされています。(←何年経ってるんだよって感じです)
被害者意識→自己否定→自信喪失→世の中に対する警戒心増長→不安感増加→恨みの感情
といった流れです。
自分自身を例にとれば、気に入らないことや口喧嘩になってしまったときに、
外見上はなんともないような感じを装い、自分の意見を押し殺すことが多々ありました。
しかし内心は相手を罵っているという状態です。
皆さんも少なからず経験があると思います。
そんな性格のまま生活を続けてしまった弊害として、
特にイヤなこと言われたわけでもないのに、
勝手に脳内で暴言を吐いてしまうようになってしまったのです。
自分自身に起きた最悪な展開
つまり「心の暴言の制御が効かなくなってしまっている」という状況にまでなってしまったのです。
このことについては、Yahoo知恵袋などにもいくつか投稿が寄せられていますので、悩んでいる人は意外に多いとも思います。
引用:発言小町
そんなこと思ってもないのに、頭のなかで相手のことを罵倒してしまいます。
引用:Yahoo知恵袋
強迫神経症の症状も加わり、
いつか認知症のような凶暴性のあることにならないかという心配がありました。
恐らく無意識の次元に溶けこんでしまったのであろうと考えられます。
以前そのことで、精神科に行き事情を話したら一種の強迫性障害といわれ、
「アナフラニール」を処方されましたが、なんともいえない眠気がひどく薬を飲むのやめてしまいました。
自分自身を例にとると、子供にころから喧嘩することは苦手な性格であまり喧嘩した記憶はありません。
相手に悪いというより、そんなことで喧嘩するんだと周りに思われたくなかったんだと思います。
このことについても、周りの目を気にしすぎていたことが原因です。
周りの目>自分の感情
この図式が常にありました。
なので知らず知らずのうちに、
感情を押し込み我慢することが多かったように思います。
日本は、ある意味今もムラ社会なので、
こういった状態に陥りやすいです。
人間にはエネルギーがあり、
それが内に向かうか外に向かうかの違いだけです。
南アメリカなどラテン系の国では殺人が多く、
日本など内向的な国では自殺が多いという事実があります。
人が変わることは難しい部分もありますが、
負のエネルギーは必ず内か外に向かうという事実を知ってもらえたらなと思います。
ここでポイントは、
- 「嫌だな」と思った自分の感情を無視してフタをしないこと
- 自分の意見も最初からすべて我慢をしないで、ほんの少しでも発言するということ
です。
1については、しっかりとその感情を受け止めて、認めることです。
自分で自分の感情を否定したり、無視を続けていると深いドツボにハマります。
世間体や親の期待より、自分の意志を優先しないと我慢が常に続きます。
後悔の感情も、我慢のうちのひとつです。
ただ後悔は消化が1番難しいので、
毎日をなるべく納得しながら生きることは重要です。
その日その日の夜が人生最後だと思って生きると、
行動力が湧き後悔は少なくなるはずです。
2については、少しでもというところがポイントです。
自分の意見をいうと話が長くなってメンドクサクなるという考えもありますが、
全く意見や意志を言わないというのはオススメできません。
なぜなら無意識のうちに、その場面において自分を全否定することになっているからです。
どうしても意志や意見を言いづらい性格な方は、身体を鍛えることをオススメします。
心と身体は影響し合っていると以前に書きましたが、
心を強気をするために身体を強くするということは理にかなっています。
思い返してみてほしいのですが、気が強い人で身体が不健康そうで虚弱な人は少ないはずです。
逆に、気が小さい人は体格もがっちりしていない人が多いはずです。
自分の意志や意見を尊重するには、自信を持つことです。
自信を持つには、普段から筋トレをして身体を鍛え、
自信を無くしかけた場合には成功体験を思い出すことに尽きます。
成功体験はどんな小さいことでも大丈夫です。
- 学生時代に賞をもらった
- 仕事等きついなか休まず皆勤した
- マラソンを走りきった
- 仕事をやり通した
などでも充分です。
これらは、自分はかけがけのないいなくてはいけない存在ということを思い出す材料になります。
あの釈迦でさえ、天上天下唯我独尊と残しています。
現代は自分にできることたいしたことはない、失敗の恐怖などを仕掛けてきますが、
そういったことに
「惑わされない」
これをいかに貫くかが重要です。
そういえば、
私の一番好きな幽遊白書というアニメに出てくる
仙水忍も我慢しすぎて、壊れてしまいました。
だいぶ昔のアニメですが、幽遊白書は人間味があってとても面白くオススメです。
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