創価学会活動の全容解明

last update: 2020.10.23

【池田大作氏の名著】人間革命2巻を読んでの感想

チロル
創価学会員の方がよく愛読している“人間革命”ってどういった本なの?

アルマジロウ
池田大作さんが書いた小説で、どういった経緯で創価学会が発展していったかが時代背景を交えながら書かれている本だよ(*^_^*)「人間革命」ってインパクトある題名から食わず嫌いになってしまうのはもったいないなと思っていたから、今回はレビューを書いてみたよ

人間革命とは?!

自分を学会に紹介してくれたMさんに、ぜひ読んでほしいと言われた「人間革命」という本があります。

著作者は、創価学会3代目会長の池田大作さんです。

読んでみて、池田大作さんの文才のすごさが伺えます。

宗教の会長というと、どんなイメージですか?

僕自身の場合は、幼いころに麻原彰晃さんが脚光を浴びていたのであまりいいイメージを持っていませんでした。

宗教家というのは、欲望に耽っているイメージです笑

実際、麻原彰晃氏は贅沢三昧、酒池肉林を極めたそうです。

特集でみた印象的な言葉は

「一番儲かる事業はなんだと思うかね?」

「それは宗教だよ」

という言葉です。

本には人間性が出ます。

当たり前ですが、本を読んでると欲望に耽っている人とはとても思えません。

むしろ、本から伝わる人間性に引き込まれていきます。

当初、紹介してくれた謳い文句は

  • もっと学会が好きになって活動に頑張れる
  • 「次のページをめくりたくなる」

とのことでした。

1巻を読んだ感想は、まあそこまでベタ褒めはできないかなというのが正直な感想でした。

ただ、戦時中の状況等の描写が歴史の教科書とは非にならないくらい描かれているので恵まれたいまの環境に感謝の念、第二代会長戸田城聖師の人物像、どういう経緯で活動を広めっていたかがこと細かにわかります。

1巻がベタ褒めでない状況であったので、2巻を読むまでにはだいぶ期間があいてしまいました。

しかし、また続きを読む機会があり、続きを手に取ってみたらかなり面白く感じました。

今回は人間革命ワイド版の2巻を購入しまして、一気に読み終えるほどの魅力ある内容でした。

人間革命2巻のあらすじ

時代背景としては、食糧の絶対量が不足してる状況で激しいインフレも起こり厳しい時代です。

そのなかでの、学会再建や折伏業の推進を行っている描写がメインになっています。

戦後初の栃木、群馬への地方折伏の様子や別の宗教団体との論戦などが描かれていています。

一気に読んでしまうぐらい展開がおもしろかったです。

その場面場面では、信仰や人生に対する疑問についても、やりとりが行われます。

当時の荒れ果てた時代背景にあるなかで、信仰することによって得た体験談もいくつか出てきます。

そのなかには、奇跡ともいえる体験談もいくつかあります。

  • 眼病で医師から見放された学童を、夜を徹しての唱題で全快させた体験談
  • 戦災の炎の中で、唱題し通して危機を脱した体験談
  • 失業と貧乏から一家心中を図ろうと、お別れの唱題をした際に、牧口先生の「出直しが肝心だ」という言葉が蘇り、心機一転、真剣に信心に励みながら努力した結果小さな家を建てるまでになった体験談

戸田先生の仏法対話が聞けるところも、読んでいて惹きこまれます。

ところどころの名言にも、いろいろ気づかされる部分が多いです。

外界に働きかける生命が、はつらつとした状態にあれば、対象を意のままに変えることもできましょう。その反対に、主体性が乏しく、弱い生命状態にあれば外界の環境に左右されてしまいます。

幸福か不幸かを決める力は、生命それ自体にあるといっても過言ではありません。

また仏法対話や体験談を聞いていた人々は、

あの人にできたことが、自分にできないはずがない。
御本尊が正しく、絶対の力をもつならば、あの人たちでなく、自分にも同じ現証が出るはずだ

ちなみに作中に、山本伸一という青年という人物が登場します。この青年は、現在の第三代名誉会長の池田大作さんがモデルになっています。

ちなみに池田大作さんは、身体が弱く30歳までは生きられないといわれていた方です。

ですので、体調不良であった描写もいくつかあり、不定愁訴などの症状を持っている方には共感できる部分も多いです。

山本青年の周りには、めちゃくちゃな人生が多かったみたいで、よく人生について疑問に思っていたことがあります。

それは、「真実の正しい人生とは何か」という疑問です。

これは、一度は考えたことがある人が多いと思います。

作中では、そんな質問にも戸田先生が的確に答えてくれています。

特筆したい箇所

日本の戦争教育を信じっきった特攻隊の青年がいました。

しかし日本は戦争に負けて、いままで信じた結果悲惨な結果になり、何も信じられなくなってしまった青年です。

信じることの恐ろしさを知ったわけです。

そんな青年が、戸田先生に出会い考え方を変えていく場面があります。

”なにも信じられなくなった青年がまた人を信じていく”

こういった部分が自分と重なり惹きこまれていきました。

「医者で治せる病気は医者で治せばいいが、問題は医者で治せない病気だ」

「そういった難問をはじめ宿業や生老病死など実は、理屈で解決できない問題のほうが多

「いくら難問でもこれを解決できる方法がある」

こういった言葉に、僕は希望が持てました。

生きていくためには、この希望が一番重要なんだと思います。

信・行・学の大切さ

本を読んで改めて思ったのは、『信・行・学』の大切さです。

効果を実感するためには、

  • 信・・・効果を信じること
  • 行・・・自行、化他業の実践
  • 学・・・法華経を学ぶ

この3つを行わなければいけません。

どれが欠けても車の車輪と一緒で、前になかなか進みません。

もし創価学会で信心していても、なかなか効果を感じにくい人は、ここを見直してみてください。

自分の場合は、化他業を疎かにするというしくじりをしていました

また、信の部分も大幅に欠けていたと思います。

では、どうすれば信の部分が育まれるかといいますと、集会への参加によるコミュニケーションや本を読むという行為です。

本を読んでみて、一度は思う疑問の答えが分かってきて「信」が深まりました。

人間革命という本は『信』を深めるきっかけにオススメです。

 

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