高校生活
中学校の延長といわれるような校則の厳しい偏差値50ぐらいの高校に進学した。
自転車で15分ぐらいの距離にある地味な感じの地元の高校だった。
とにかく校則に厳しい学校であった。
・髪型検査は何か月かに1度あり、髪の毛が耳にかかっていると強制的に短くする
・強制的に、望んでもいない全国模試を受けさせる
・望んでもないのに、センター試験を無理やり受けさせる
・毎日始業前に、小テストを実施する
偏差値は高くないからか無駄なことに厳しい。
軍隊みたいな校風で、それがプラスに働いたかといえば、そんなことはない。
高校の合格発表も、親に見に行かせていたぐらいだから、心底この先どうでもいいと思っていたのだろう。
本当は心から行きたい高校の合格掲示板をドキドキしながら見たかったはずだけど、当時からいろいろどうでもよくなっていった。
高校選びは自分の意志なわけだが、自分の心底望んだ進路でないからだ。
中学や塾通いを耐え抜いて、こういう結果のため半分自暴自棄のような感覚であった。
なぜ、その学校を志望したのか定かでないが、なんとなく派手な生活は似合わないと思っていたから。
根底には、「自分なんかが」という卑屈精神があったのであろう。
積み木と一緒で、土台の高校生活がダメならこの先の人生もダメという洗脳が根底にあったのかもしれない。
また当時から、自分自身がよく分かってなかった。
派手にしたいのか、地味にしたいのか、将来なにになりたいのか。
バイトしたいのか部活したいのか。
ただ、感情に流されて選んだのが敗因のひとつだろう。
自分の意志としては、電車通学の真面目な学校に行きたかった。
志望する学校をいくつか両親に相談したら授業中に化粧しているから辞めなさい、遠いから辞めなさいと母親に言われ深く考えずに志望しなかった。
わずかな自分の意志も、軸がないというか、すぐブレる。
当時は、誰かがAといえば、Aを信じ切る感じ。
いろいろなことを疑わなかった。
あそこの高校は不良が多いらしいと噂があれば、自分の目で確かめもせずにじゃあ辞めようとなる(笑)。
敗因は、ホントに自分自身が分かってなかったのと深く考えなかったから。
そして、これといった強い意志がない。
真面目な高校だと思い進学したが、喫煙率も高く出身中学同士の派閥みたいなものができ、いじめやひどい先生いびりを目の当たりにし、こんな生活のために中学や塾の生活を耐え抜いてきたのかと失望していた。
友達も上辺だけの付き合いが2、3人程度の学校生活だった。
漫画やドラマって中学や高校を舞台にしたものが多いから、自分も充実させたかったというのが強かった。
「充実させるぞ」っていう強い意志がなければ、ラクなほうに流れ怠惰な生活になるんだということを実感した。
ラクといえばラクだったが満たされた感情はなにもなかった。
ラク=幸せ
ではないと、今では分かる気がする。
現実は、暗黒時代であった。
親友と呼べる友達もいないし、もちろん彼女もできなかった。
女子とは敬語で話していた(笑)
授業が終わったら家に直帰して、バイトとゲームやオ○ニーぐらいしかやってなかった。
文化部かなんかに1年時は所属したけど、ほぼ幽霊部員みたいな形だったし、1年で退部した。
暗記科目の英語やら社会は得意で、英語は賞まで獲った記憶があるが、当時から思考するのが苦手だった気がする。
音楽好きは継続していて、L’Arc〜en〜Cielをよく聴いていた。
見た目とのギャップを感じる暗い歌詞に魅力を感じ、曲調もポップから幻想的と幅広いのが自分にハマった。
そこで音楽に興味持って、ギター弾けたいと思った。
バイト代で3万円ぐらいのを購入したが、3日間ぐらいで挫折していた。
教えてくれる人もいなかったし、本買っただけじゃ、いまいちわからない。
どうせ自分なんてというのが奥底にあり、そこまでの情熱が湧かない。
親戚のおじさんにも、覇気がないと言われていた。
修学旅行も仮病で行ってないし、いい思い出が一つもない。
目つきも悪くて、街でカツアゲされたりもした。
一貫して、流れるように、何も考えずに過ごしていた。
当時の異性関係
当時は、ほんとうに女性と話せなかった。
無性に恥ずかしい気持ちが湧いてくる。
異性に興味を持つことは悪いことという洗脳が強すぎたかもしれない。
敬語でしか話せなかった。
高校3年間で40分ぐらいしか女子と会話してないんじゃないかなと思う。
そのなかで出来事を書くとしたら、
- ジャイ子のような子に告帰りの下駄箱で告白されたこと
- 保健室で出会った学年が上の先輩女子に少しかわいがってもらえたこと
1.に関してはほとんど話したことない子であったが、友達と一緒に後ろから肩を叩かれて「いま付き合っている人とか好きな人とかいますか?」という内容で声を掛けられた。
顔が全くタイプでないので自然と、後日にその友達伝いに断った感じだ。
いま思うと、熱意や勇気に対してひどい断り方をしてしまった。
すいません。
ただ、付き合っておけばよかったという後悔のしくじりはありませんw
2.に関しては、よく話しかけてくれる先輩がいた。
どう駒を進めていいか理解できず特に発展はなかったんだけど。
恋愛のススメ方も知りようがなかった。
だからある意味、感覚だけで女を口説ける人がすごいと思った。
当時は、一つの型というか正解があると思っていた。
そして脈があるのに、積極的になれなかったことがしくじりのひとつでもある。
当時はあまりインターネットが発達していなくて、友達がいない場合、相談することも調べようもない。
本屋で恋愛本を買う勇気はなかった。
ロンドンハーツのブラックメールが流行っていた時期で、それとは別にメル友ができても長く続かなかった。
奇跡的に1人会えたことあったけど、何故かすぐ逃げられて今でもトラウマだし(笑)。
まあニキビがかなりひどかったということも原因の一つだと思われる・・・。
2次元ばかり相手にしていたから、仕草もキモオタ風だったのであろう。
当時に戻ったとしても、自分に自信が持てなくて、街に出てナンパすることできないと思われる。
当時は、すごく彼女欲しかったな~。
誰かが、思春期時代の彼女1人は成人してからの100人分といっていたけど、あながち嘘じゃない気がする。
当時のアルバイト
理由は忘れたけど、金が欲しいとかそんなレベルでアルバイトを始めたが目標もなにもない。
このころから、何故か空虚な精神状態であった。
1つ目は中華料理屋の皿洗いやホール。
何故か2,3日で辞めた記憶がある。
よく考えたら学校に近くてバレるからとか、ほんとクソみたいな理由だと思われる。
一応アルバイトは禁止されていたのに、やっていいのかと後から思えてきて辞めた。
ホント当時から、考えずに動くタイプだったと思う。
その次は、近所のスーパーの品出しだった。
ラクだったこともあり半年ぐらい続いたかな。
なんで辞めたのかハッキリ思い出せないけど、
近所だから同級生に絡まれるとかそんな感じの理由だったかもしれない。
いずれも、よく考えれば事前に分かるクソみたいな理由だと思われる。
ちなみに、退職の意志を伝えても退職させてもらえなかったから、意志を伝えて2週間ぐらいでバックレで辞めた。
あのときは、迷惑かけました。
ただ、半月分の給料は迷惑代としてもらってないということが罪滅ぼしということになってると思う。
やはり事前に想定して、目標を建てないと空回りになるということが当時からなんとなく分かってたんだ。
精神疾患を発症
描いていた学校生活の理想とのギャップからパニック発作や強迫神経症を発症。
症状もひどく、鍵の確認、コンセントの確認、洗浄強迫がすごかった。
手がボロボロになるまで何十回とハンドソープで洗っていたと思う。。。
自分は汚いと同級生が触ったものが汚れているという強迫観念がすごかった。。。
中学のときはロクに手も洗ってないのに。。。
精神科の病院にも通った等、いろいろありましたが、別記事で詳しく書きたいと思う。
高校生活終盤、進路決定
進路を決める時期も迫り、相変わらずの怠惰な生活のなか今後について考えてみる。
当時の本当の望み・・・
それは、、、
派手な格好して気の合う友達と遊び、語り合い彼女がいる生活・・・
オレはリア充になりたかったんだ!!と高校3年のときに気づく。
心機一転したい。
中堅私立大学に合格したが、辞退した。
そして、両親や担任の反対を押し切り、自分の意志で東京への進学を決意する。
それはまた次回に続きます。
しくじりと思われること
- 自分はどうしたいのかはっきりさせずブレまくっていたしくじり
高校を選ぶときに、親の意見に流されすぎた感じ。 - 周りの目を気にして自意識過剰になりすぎたしくじり
他人が自分のことをどう見ているのか、気にしすぎて、無駄に毎日疲れていた。 - 開き直ることができなかったしくじり
「起きてしまったからには絶対に巻き戻せないのが人生」ということを認識すべきだったと思う。そして、その状況を楽しむべきだったと思う。 - 若ければ若いときほど、肉体的に恵まれていることを認識しないで、無意味に過ごしたしくじり
夏休みであろうと、テレビゲームとオ○ニーと昼寝しかしていなかったなと思う。
心の底で望んでいたことは、気の合う仲間と遊びに出かけたり語り合ったりバンド活動みたいなことをしたかった。 - 情報収集をしなかったしくじり
インターネットが未発達だった要因もあるが、ニキビの改善方法、女にモテる方法、人生に辛いとき、精神病の克服方法、セカイの広さを自分の頭でコネクリ回して自爆したのが高校時代な気がする。 - 神仏を信頼することを止めたしくじり
神仏を信頼することを止めた時期と精神病になった時期が重なる気がするので、あながち信心することは間違いじゃないと思われる